武相荘を訪ねて~1 |
白洲次郎と正子夫妻のことを知ったのは
十数年前のことか。
いや、名前だけなら、それより前に知ってはいた。
もっとも、それぞれ別々にではあるが。
当然、私以上にご存知の方は多いと思う。
そのお二人が終の棲家とした
現・東京都町田市の自宅「武相荘」が
2001年から一般公開されていると聞いて
いつかは訪ねてみたいと思っていた。
なかなか機会がないまま過ごしてきたが
つい先日、急に思い立ち、出かけてみた。
白洲次郎は、自宅に「武相荘」と名付けた。
その由来は、
この「武相荘」のパンフレットに記されている。
「武相荘とは、
武蔵と相模の境にあるこの地に因んで、
また彼独特の一捻りしたいという気持から
無愛想をかけて名づけたようです。」
―旧白洲邸武相荘オープンにあたって・牧山桂子―
余談ではあるが、牧山桂子さんは
ご夫妻の長女で、
現在当「武相荘」の館長さんである。
ご夫妻のことをお書きになった著書も
いくつかあり、それらは
お二人の“子供”ならではの
視点として捉えていてなかなか興味深い。
ご夫妻は1943(昭和18)年に
当地へ引っ越された。
現在は周辺も住宅街になっているが
当時は、周辺も田畑ばかりで
もともと茅葺き屋根の古民家だったというから
だいたいは想像がつく。
それにしても、
一歩敷地内に入り、庭を歩き、
室内へと足を向けると
なんとも落ち着いた気分になる。
室内の縁側付近から庭を眺めて立ちどまっていると
こんな場所に居たら
きっと気持ちも穏やかに、
自分の時間をゆったりと過ごせるだろうな、と思う。
せっかくだからと
お昼どきということもあり
お茶処で予約制の
「武相荘カレーランチ」を頂いた。
さて、この項は、書きだすと
まだまだ記したいこともあるので
また後日続きを書かせて頂くことにする。
▼武相荘(旧・白洲邸)HP
http://www.buaiso.com/index.html
本日も、ご来店、ありがとうございました。
店主に代わりまして、お礼申し上げます。
明日は、「武相荘」に負けず劣らずの雰囲気をもつ
「大正館」でランチセットなどはいかがでしょう。
▼大正浪漫夢通りサイト
http://www.koedo.com/index.html