打ち上げ花火 |
そろそろ巷で
打ち上げ花火を見る機会が多くなる季節だ。
昨夜も、私の住む街でも上げられていた。
いまや全国何処に居ても、
夏の風物詩のひとつとして楽しむことができる。
また世界各地で行われる
ビッグイベントにおいても、
花火の打ち上げは欠かせない演出だ。
ちなみに、
川越でも8月9日(土)19:00~
安比奈親水公園で
「第24回小江戸川越花火大会」が行われる。
▼詳しくはこちら
http://hanabi.walkerplus.com/detail/ar0311e00264/
その歴史をひも解くと
どうやら発祥は中国の爆竹からとある。
6世紀~10世紀あたりの話らしいが、定かではない。
ヨーロッパにそれが伝わったのは、
13世紀以降、王侯貴族が催す特別なイベントなどで
盛んに用いられたとある。
日本の花火についての歴史的文献はなく
その説は、やはり定かではないらしい。
ただ、江戸時代には
いまのように庶民が楽しむ(観賞する)ための
花火が打ち上げられていた。
時代劇などを観ていると、そんな花火大会のシーンを
目にすることも多いだろう。
集まった大衆から「かぎや~!」「たまや~!」と、
声がかかる場面などは有名だ。
これは、「鍵屋」と「玉屋」という
当時の二大花火師(店)の名前であるのはご存知の通り。
そうそう、広重の浮世絵などにも、
両国花火などが描かれていた。
「花火」をテーマにしたものは
絵画もそうだが、音楽、文学などにたくさんある。
例えば、映画などでは
第54回ヴェネツィア国際映画祭で
金獅子賞を受賞した
1998年公開の北野武監督作品
『HANA-BI』がある。
もっとも、これは
「花火」そのものを捉えたものではない。
私のなかで一番に浮かぶのは
映画監督の岩井俊二が
1993年にテレビドラマとして製作した作品
『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』だ。
まだ若手であり注目度も低かったが、
この作品で一気にブレイクしたともいえる。
リアルタイムで観ているが、
若き日の岩井俊二のテイストを味わえて
小品だが、彼のなかで好きな一本だ。
ほかにも、
こんな例えで描かれたCMもあったが、
これも個人的に好きな「花火」のひとつだ。
本日も、ご来店、ありがとうございました。
店主に代わりまして、お礼申し上げます。
▼大正浪漫夢通りサイト
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