映画好きあれこれ |
仕事絡みで、某所の喫茶店に入り、
珈琲を飲みながらの打合せとなった。
僕を含めて4人の男たちは
ひとつのテーブルを囲んで
和やかに話を進めた。
そのせいか、
打合せはスムーズに終わり、
なんとなく雑談をし始めたら、
誰もが「映画」好きを自認し、
いきなり「映画」の話で盛り上がった。
そして、
最近観た作品の話題になった。
すると、僕以外の三人は
あれこれと言い合って
そうそう!とか、やっぱりね、とか
そーなんだ?なんて
楽しそうに会話を弾ませていたけれど
僕は彼らが挙げた「映画」を
ひとつも観ていなかった。
考えてみたら、
最近映画館に足を運んで観たものといったら
話題からはほど遠い、単館での作品で
これは多分、観たひとの方が
圧倒的に少ないな、というもの。
それも、ここのところは観ていない。
正確には、映画館では“観ていない”のだ。
なぜなら、僕は古い映画が好きだから
どうしてもレンタルDVDか
最近は映画が観たくて何年も前に契約した
「スカパー(Sky Perfect TV)」で
観る方が多いのだ。
それだと、洋画、邦画に関わらず
本当に僕の観たい古い映画を
沢山観ることができる。
好きな監督だったり、役者だったり、
映画史にのこるような名作や
バイブルのようにいわれている作品だったり、
かなりマニアックな作品などなど、
ともかく、色々なものを探して
好きなだけ観られる。
でも、これってなんだろう?
「映画」好き、ってどういうことだ?
その場で話に加われないことに
妙な疎外感を覚えた。
「映画」っていいなぁ~と初めて思ったのは
小学校高学年だった。
それから中学、高校と
一応新作を観てきたけれど
高校を卒業したある時から
2本、3本と観られる安い映画館で
古い映画ばかりを観ていたら、
いつの間にか
古い映画にハマった。
もちろん、
まったく新作を観ないワケじゃないし、
一年を通して映画館で新作を1本も観ない
なんてことはないのだけれど。
結局、最近観た「映画」話に関しては
あまり口を挟むこともなく
時々は予告で観たものなどには
それなりに受け答えをしたけれど、
ほとんど笑って聞き流していた。
ところが、話が進むうちに、
三者三様の「映画」話がはじまった。
ひとりは、新作「映画」について、
まるで評論家のように
自分なりの辛辣な批評を展開し続けていたし、
別のひとりは、
SFのものかアクションもの以外は観ない
と言い、過去に観たその手の話に終始した。
また、もうひとりは
邦画は嫌いです、と言いきり、
「映画」はやっぱり洋画ですね、
などと持論を展開した。
そうか、「映画」好きもいろいろなんだ、
と改めて思った。
これって、多分、「映画」に限らず
なんでもそうなんだろうな、
要は嗜好の問題だから、当然なんだろうけれど。
それにしても、僕の「映画」好きは
どんな部類に属するのだろう。
古い映画が好きだ、という方がいらっしゃれば、
邦画・洋画、内容のジャンルは問わないので
「大正館」でじっくり語りませんか~笑。
本日も、ご来店ありがとうございました。
マスターに代わり、お礼申し上げます。
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