原平さんとJ・ブルース |
高校生の頃に出会った
音楽や文学、
またアートなどや、
それに関わる人物たちとは
生涯にわたって
自分の人生に影響を与えるものだ。
ところが、自然のこととはいえ、
それら多くの人物(先達)たちが
ひとり、またひとりと鬼籍に入られてしまい
一面識もないのに
急に目標を失ってしまったような
妙な寂しさを感じる。
そんななか、
この二日間ばかりに
またしても、十代の
高校生の僕に少なからず
なんらかの影響を与えた人物が二人も亡くなった。
以前、このブログにも
「宮武外骨」という御仁について記したが
それを教えてくれた
美術家・作家の赤瀬川原平さんが26日に
亡くなられた。
亨年77というから、
いまの時代にしては若い。
彼の活動の範囲は肩書では語れないほど
広く、その発想の豊かさには
長い間、感心し、尊敬し、大いに楽しませてもらった。
そして、海の向こうでも
1960年代に活躍した英ロックバンド「クリーム」の
ベーシストでリードボーカルを務めた
ジャック・ブルースさんが25日(ロンドン)死去した。
71歳だったという。
こちらも、若すぎる。
高校生の頃、バンドを始めた者なら必ず通る
「クリーム」のサウンドを創りあげた
ミュージシャンだった。
E・クラプトンは好きで、憧れてもいたけれど
専門的な音楽知識を学んだことが、
少し気難しそうな風貌に表れているような気がして
どこか惹かれたりした。
また、最初にベース音や
ベーシストとしても
カッコイイと思ったのも彼だった。
まったく活動分野も、
国も生き方も違う二人だけれど
僕のなかでは、理屈ではなく、
影響を受けた二人であることで、ひとつなのだ。
今までも随分、多くの
僕の、いわばヒーロー(人物)たちが亡くなったけれど
彼ら(彼女ら)が残したモノは
あきらかに僕のなかでは今も息づいている。
なにはともあれ、合掌。
本日も、ご来店ありがとうございました。
マスターに代わり、お礼申し上げます。
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