ダニー・ケイとN.Y.フィル |
旧友Oと、彼の出身大学である
T音楽大学のコンサートを観に行った。
その時に、彼が大学生だったころ、
だから、もう何十年も前のことだけれど、
初めて上野の東京文化会館に入り、
いわゆるクラシックの
オーケストラによるコンサートを観たなぁ、
という想い出話をした。
考えてみたら、それ以来、
まともにオーケストラによる
クラシックのコンサートの類は
数えるほどしか観た記憶がない。
けして、その手の音楽が嫌いなのではなく、
どうしても、ただ椅子に長時間座り
曲の合い間に咳払いひとつするのも
なにか気が引ける感じがして
どうしても足を運ぶ気にならないのだ。
もっとも、それは僕自身の
未熟な先入観だけで、けして
そのようなことはないのだろうけれど。
それで、もうひとつ思い出したのが
こんなコンサートだったら、
例えどんな状況でも絶対に行きたい!と
いうものがあった。
それは、確か、昨年の6月に
「コメディアンと音楽」
と題した内容をここに記した際に
(※☞http://taisyokan.exblog.jp/22824396/ )
少しだけ触れている、僕の大好きな俳優
ダニー・ケイ(Danny Kaye/1913-1987)が
ニューヨーク・フィルハーモニックを指揮した
有名なコンサートのことだ。
当時、N.Y.フィルの音楽監督であった
名指揮者ズービン・メータが指揮する、
ヨハン・シュトラウスの喜歌劇(オペレッタ)
「こうもり序曲」で始まる、
N.Y.フィルハーモニックの本拠である
「エイブリー・フィッシャー・ホール」で行われた
『ダニー・ケイとニューヨー・クフィルの夕べ』だ。
映像は、1981年の演奏会のものとある。
その映像をたまたま当時、
某国営放送のテレビ番組で観て
アメリカには、
こんな素敵なコンサートがあるンだ!?
と驚きと共に、いたく感激したのだ。
それで、その映像(ビデオ)が欲しくて
銀座の某楽器店でわざわざ購入したのだ。
それからは、事あるごとに
それを何度も何度も
繰り返し観た時期がある。
ただ、残念なことにビデオもビデオデッキも
世の中から姿を消し始めたころより
それを観ることが不可能になってしまった。
ならば、とDVDを探したのだけれど
どうやら未だに
それはDVDになっていない(らしい)。
もう、二度と観られないのかな、
と半ばあきらめていたら、
なんと有難いことに
かのYouTubeで見ることができるのを
つい最近知ったのだ。
昨夜も、帰宅してから
たった今、観て来た思いが冷めぬうちにと
またしても夜中に観てしまったので
ここでも紹介したくて記したという次第。
これは、アップされている(コンサートの)
一部だけれど、いくつかに分けられているので
ぜひ、じっくりと観ていただければ、
と(別に宣伝する義理も務めもないけれど)
お勧めしたい。
特に、クラシックのコンサートは
どうも苦手だなぁ~とおっしゃる貴殿には。
本日も、ご来店、ありがとうございました。
店主に代わりまして、お礼申し上げます。
▼大正浪漫夢通りサイト
http://www.koedo.com/index.html