想い出の「yesterday」 |
そんなことを考えていたら、
偶然、こんな記事に出会った。
今から45年も前の、1970年の今日
7月7日に
郊外型ファミリーレストランの先駆けとなった
「すかいらーく1号店」が国立に誕生した、と。
今は、その手の、いわゆる“ファミレス”なんて
どこにもあるし、珍しくもない。
それに、誕生当初と比べれば
むしろ家族が対象というより、
中高生や、平日に主婦やママ友仲間が
午後のひと時、手軽にお茶したりする場所という
イメージが強い。
そして、「すかいらーく」という看板さえ、
あまり見かけなくなった。
そんなこんなを思い出していたら、
またしてもつまらない昔のことが
頭をよぎった。
それで引っ張り出した写真が上の一枚。
川越駅西口のロータリーをすぐ左に折れ、
国道16号線にぶつかる
新宿町三丁目交差点右側角に
すかいらーく系の店で
アーリーアメリカン調の
カジュアルレストラン「イエスタディ」という
ちょっと(当時の僕らの間では)
お洒落な、若者好みの店があった。
写真は、その駐車場脇の店の壁にペイントされた
看板の前で、友人(右)とふざけて踊ったときのものだ。
もう誰が写したのかは忘れた。
余談だけれど、
そこに写る友人は、
今や有名なプロのロックバンドで
ドラムを叩いているY.Y.君だ。
当時は、同じバンド仲間だったし、
勿論、当店のマスター・シマノとも旧知の仲だ。
話を戻すと、この「イエスタデイ」という店は
1982年にすかいらーく系の、
あきらかに若者をターゲットとした店として
チェーン展開されたものだけれど、
バブル崩壊と共に、いつの間にか姿を消した。
当時20歳前後の若い連中なら
ファミレスの「すかいらーく」を卒業した後、
絶対に足を運んだ店のひとつのはずだ。
ましてや川越などという田舎町に
唯一アメリカっぽい店内の装飾品や
通常のファミレスでは見ないメニューが
僕らには魅力的だったのだから。
そして、これはあくまでも個人的な想い出だけれど
その店で、僕は、
その後のさまざまな出来ごとの発端となる
多くの出会いをしたし、
今は亡き友人との時間を共有することができた。
おそらく、この店で
僕のような想い出を持つひとが
沢山居るはずだ。
店が存在した期間はわずかだったけれど・・・。
時間と共に、街もひとも変わるけれど、
個人個人の想い出だけは変わらない。
「七夕」の物語にあるように
一年に一度の、こんな想い出との再会なら
今夜は、しばし、その思いに浸ることにしよう。
本日も、ご来店、ありがとうございました。
店主に代わりまして、お礼申し上げます。
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