オクラホマミキサー |
この正月、
いま人気のある某CMが
とても懐かしい曲と共にテレビで流れていた。
そのCM自体はシリーズものなので
昨年から、わりと面白いなぁ~って
観ていたのだけれど
「なんで、この曲?
しかも新たな歌詞がつき、
アレンジもシンプルながら
カッコいいじゃん」
なんて思った。
“三太郎シリーズ”といえば、
もうおわかりかだろう。
そう、あの桃太郎・浦島太郎・金太郎のCMだ。
その、最新バージョン
「みんながみんな英雄」編に
なんとも懐かしい曲が使われている。
歌手のAIさんが歌っていると聞き、
ああ、なるほど、だからカッコいいのかな、とも。
それに、歌詞にも感心したのだけれど
よく聞いてもらえばわかるが、
何も新しい言葉
(奇をてらったり、イマドキの流行語など)
を入れていない。
むしろ、ごくごく月並みな言葉で構成されている。
でも、メロディーに乗ると
不思議に言葉が力強く、輝いてきて
「よーし、がんばるぞ!」なんて
気分にさせられてしまう。
そういう意味では、
うまいCMなんだろうな、これは。
そうそう、その曲のタイトルは
『藁の中の七面鳥( (Turkey in the straw)』
19世紀初頭にアメリカで生まれた民謡だとか。
でも、(今はどうか知らないが)
僕ら世代にとっては
小・中学校時代の運動会での想い出の曲だ。
必ず運動会のプログラムに組み込まれていて、
男女一緒に踊らされた、
いわゆる“フォークダンス”の
「オクラホマミキサー(Oklahoma mixer)」
という演目のときに
BGMとして使われていたのが
この曲だった。
これは同世代なら、同じような思い出があるだろう。
いまと違って、男の子と女の子が
そんなに親しく手をつないだり、
仲良く遊ぶなんてことが、
まだ苦手だった時代のことだ。
踊りながらパートナーが代わるのだが、
好きな女の子が順番で回ってくるのを
ドキドキしながら待っていたり・・・そのくせ、
いざ、その子が目の前に来ると
妙によそよそしくなったりして。
もちろん、今なら照れもなく、
むしろ率先して踊るのだけれど。
もしかしたら、このCM制作者さんて
同世代だったりして・・・(笑)。
本日も、ご来店、ありがとうございました。
店主に代わりまして、お礼申し上げます。
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