プレミアムフライデー |
本日(2017年度2月24日)から
「プレミアムフライデー」が実施されるとか。
今さら解説するまでもないけれど、
経済産業省と経団連などが個人消費を喚起するため、
毎月末の金曜日を「プレミアムフライデー」にしましょう!
ということらしい・・・。
なんと、その運営事務局もあって、
ホームページを立ち上げるなど、
かなり本気モードだけど、
それを見ると、やっぱりね、のごとく
大手広告代理店H報堂が後にあるから
まあ、いつもの仕掛けが見え見えなんだけど。
あとはどれほど浸透するのやら、
そして消費が喚起されるのか。
「プレミアムフライデー」とか言うと
ヨコ文字で書いただけの
オジサン的発想で、冷静に見れば笑う。
それに、こんな週末の取組みって
決して新しいものじゃない。
若いひとは知らないと思うけど、
40歳代以上のひとなら、
「あれ、昔(もう死語だけど)の“花キン(花の金曜日)”?」
・・・ってすぐに思い出す。
それも、一時は流行語大賞のように
なんでもかんでも“花キン”を冠にしてたよね。
それも、いつの間にか忘れてしまったし、
言葉自体が死語だから。
テレビや新聞、雑誌などでは
これに乗って、ほんとに金曜日に早帰りできる企業なんて
圧倒的に少ないとか言ってるけど、
それは当たり前のように思う。
いまは“花キン”時代とは社会もひとも違うのだから、
そうそう踊らせられないし、
ちょっと消費者をバカにしてるんじゃないかな。
いまのひとは、そんなこと言われなくても
上手に自分に必要なことに消費すると思うけど、どうだろう?
例えば、当大正館で考えてみても、
「プレミアムフライデー」だからって
いきなり月末金曜日の夕方から
店内が満席になるなんて思えない。
友人の経営する美容院も
金曜日の夕方に予約が殺到したとしても
店の受け入れ可能な人数は限られているから
特別に変わらないよ、って笑ってた。
どうも、古いおじさんたちが決めることって
昔の夢や想いにしがみついてて
同じようなことをしたがる。
それも
陳腐なネーミングを大げさに掲げた
キャンペーンなんてはって・・・。
そういえば、もう40年以上前になるけど
某洋酒メーカーのCMにこんなのがあった。
当時は、すごく新鮮だったし、インパクトがあったけど
いま観ても、なんだか
「プレミアムフライデー」と言われるより
楽しい気分になる。
さて、久しぶりに観たCMに乗って
今夜(金曜日)は
「花買って、パン買って、ワインを買って帰ります~♪」
さて、珈琲一杯にどんな価値を見いだすかは
あなた次第ですが、
どうぞ、今日も素敵な一杯を!
――本日のブログ担当は、金曜日でも残業さんでした。
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