ビートルズ話で、たわごとを |
ザ・ビートルズ名義のアルバムのひとつ
『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』
をご存知でしょうか?
発売されたのが1967年ということですから
リアルタイムでそのアルバムを聴いた方は
当時十代中ごろとしても
すでに還暦は超えていることになります。
そう、ちょうど50年前です。
そこで、何やら、
発売50周年を記念したスペシャル記念エディション
が発売されたとか・・・。
わたし個人は、当時小学生だったので
実はリアルタイムでは聴いていません。
でも、後追いのようなカタチですが、
十代中ごろにはアルバムを聴いているので、
発売からそれほど経ってのことではありません。
それでも、その当時、
ビートルズは解散し、その存在は幻のバンドでした。
多分、その頃、バンドを始めたり、
音楽にのめり込んでいった若い連中のほとんどが、
ビートルズ体験を抜きにしては考えられなかったと思います。
それから半世紀も経ったいまでも、
まだビートルズは世界的なバンドであり、
妙な言い方ですが、商品価値があることに
なんだか妙な気分です。
先日、この50周年スペシャル記念エディションの
ニュースを新聞広告で見て、
それがどれほどのことなのか
よく理解できないでいました。
確かに今でもレコードラックには
彼らのほぼ全アルバムが並んでいます。
(ソロも含めたら、結構の枚数ですが)
でも、特にビートルズマニアというか
ビートルズフリークではないので
ほとんど聴く機会はありません。
彼ら4人のうちの、既に2人は鬼籍に入り、
残された2人も、70歳を超えています。
それでも、彼らはビートルズという冠を
はずすことはないでしょう。
あの手この手で
いつまでも新たな商品価値を付けては
セールスする音楽業界というところも凄いなぁ、と
ただただ感心してしまうばかりです。
それを批判するつもりは毛頭ないので、
それをセールスする側も買い手側にも
特になにを言うでもないのですが、
ちょっと、なんだかなぁ・・・という気分があるのは
(あくまでも個人的だけど)確かです。
音がクリアになったとか、
幻のテイク(音源)がみつかったとか、
新たなアプローチが多々あって、
それを売りにするのはわかるし、
きっとマニアにはたまらないのだろうな、
というのも十分に理解できるけど・・・
わたしなどは、当時のままのレコードを聴くから
いろいろな思いなどが蘇り
そのことに感じ入るのだと思うと、
そっとしておいて欲しいというのもある。
知っている人は知っているでいいし、
知らない人にまで押しつけなくともと思ってしまう。
音楽を始めたり、音楽を好きになれば、
いずれはビートルズに当たるはずだから、
そうしたら、個人個人で
当時のレコード(時に復刻したCD)などを
聴けばいいんじゃないかな、なんて。
何かに無理やり理由を付けて
記念スペシャルだとか銘打って商売しなくても
いいんじゃないかな、なんて。
こりゃ、昔は良かった風な言い方をする
ただの老人のたわごとか!?
やれやれ、こんな風だから、若い者に嫌われるんだわなぁ(失礼)。
さて、珈琲一杯にどんな価値を見いだすかは
あなた次第ですが、
どうぞ、今日も素敵な一杯を!
――本日のブログ担当は、ずーとるび爺さんでした。
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