夏目漱石の脳 |
夏目漱石の脳が、
いまでも東京大学医学部に
標本として保存されていることはご存知の通り。
つい最近そんなことを思い出し、
その脳に詰まっている「知識」って
レンタルできないかな?
なんてたわいないことを考えた次第。
だって、あれだけの知識人ですからね、
ぎっしりと、隙間なく
その脳に蓄積されているはずだと。
東大医学部さんには、
ほかに偉人たちの脳が残されていると聞きますし、
それらの高度な知識、教養といったら
それは想像を絶するほど密度の濃いものであるはず。
ならば、なんとかいまのこの時代に活かせないものかと
こう考えたのですが・・・。
昨今、私がかつて憧れたり、尊敬したり
指針でもあった多くの先達が次々に鬼籍に入り、
それを知るたびに、
「ああ、また、あのひとの技術なり能力が
失われていくンだなぁ~」って
なんとも言い知れぬ寂しさに襲われます。
こんな言い方はおかしいですが、
肉体はいずれ誰もが滅びるのは仕方ないとしても
そのひとだけの、そのひとなりの能力や知識まで
永遠に消えてしまうということは
私たちにとってどれほどの損失になることか。
だから、それを
いつまでも活用できる方法があったらいいでしょ?
夏目漱石の脳が残されても
その中身(データ?)がわからないのでは
本当にもったいないような気がします。
未完となっている『明暗』の
その続きだって
その脳のなかに眠っているかもしれません。
つまらない欲望を満たすだけの
くだらないことにお金を費やすなら
そういうことの研究にでも回して欲しいものです。
そうして、
かつての偉人らが残した知識や技能を活かして
もう少しましな世のなかにしたらどうでしょうね。
いまの世のなか、社会を牛耳っている(つもりの)
連中の考えていることなんて
所詮ろくなものじゃないのですから。
さて、珈琲一杯にどんな価値を見いだすかは
あなた次第ですが、
どうぞ、今日も素敵な一杯を!
――本日のブログ担当は、脳ミソ空っぽさんでした。
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