12月のはじまりに無駄話を |
今日から12月。
そして今年もあと一ヵ月。
ここ数年のことだけれど、
一年の最後の月を迎えると
それだけでため息がでてしまう。
よくぞここまで生きてきた!と
思わず自分を励ましたくなる。
その昔、自らも、世間様からも
まだまだ若僧と言われ(思われ)ていた頃は
12月になったからって
そう簡単に一年を締めくくろうよ、
なんて気分などさらさらなかった。
最後に控えた“クリスマス”に
彼女を誘ってどこへ行こうか?
なんてことで頭がいっぱいだったから。
考えてみりゃ、クリスチャンでもないのにね(苦笑)。
それがいつしか、
自分の人生と重ねたりして、
ああ、もう終わりか・・・と。
ふと思ったけれど、
日本の四季は本当に優れていて、
つくづく人生に例えやすい。
ゆっくり新緑にむかって芽を吹き出し、
やがて大きな実を持たせ、花を咲かせ、
大きな成長を見せる。
それが頂点に輝き、
誰の目にも眩しい季節を過ごし、
静かに最後の色づきを魅せて、
やがて深い雪と共に眠りにつく。
(なんて、詩人にでもなった気分だ~爆)
で、いまの自分は、
まさにそれを
しみじみと痛感する年齢になったということだ。
そんな中でも、当店のマスターのように
(ちなみに同級生だから、同じ年齢・・・当たり前か)
つい先週行われた
「川越マラソン」に(昨年に続き)参加し、
なんと昨年を上回る好タイムを出したとか。
年齢に逆らうごとく、
このままタイムを縮めていくと
2020年の、あの世界的な大イベントに
還暦越えで出場なんてことも!?
ま、それはさて置き、
やはり先日、中学校時代の同級生Yさんと
当大正館で久しぶりの珈琲デートを楽しんだ。
もちろん、相手は女性だ。
しかし、ン十年振りにお会いしたのだけれど
昔と変わらずに美しく、パワフルで、
なかなかに魅力的だった。
そーか、こういう生き方をしているひともいるのか、
と半ば感心し、半ば尊敬さえした。
マスターしかり、
Yさんのような方もいるのだから、
自分を判断基準に置いてはいけないな、
と少し反省もしてみた。
その翌日、地元の高校時代の同級生Mが
営んでいる美容室でカットをしてもらいに行って、
カガミに写る自分を眺めているうちに
なぜか、だんだん死んだ親父に似て来たな、
と思ったら、やっぱり
一年の締めくくりと人生の終末とが重なって、
結局ため息をつきながら店を出た。
兎にも角にも、12月である。
あなたにとって、
2017年を締めくくる、この一ヵ月は
どんな一ヵ月になるのだろうか。
さて、珈琲一杯にどんな価値を見いだすかは
あなた次第ですが、
どうぞ、今日も素敵な一杯を!
――本日のブログ担当は、師走さんでした。
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