先日、移動中の電車内で
(ほかの乗客同様!?)ヅマホでネットニュースを見ていたら、
こんな訃報に目が止まった。
「喜劇俳優として一時代を築いたジェリー・ルイスさんが
20日、米ネバダ州ラスベガスの自宅で亡くなった。
91歳だった」
<ジェリー・ルイス>と聞いて
いったいどれくらいの人がその人物を思い描けるだろうか。
彼が喜劇役者として文字通り
一世を風靡したのは1950年代~60年代だ。
当然のことながら、このブログ担当の僕も
リアルタイムでそれを観た世代ではない。
でも、ものごころが付いた頃、
どういうわけか「喜劇」と言う世界にハマり、
特に世界的に有名な喜劇役者に興味を抱くようになった。
チャップリンやキートン、ロイドから
マルクス・ブラザーズ
といった“スラップスティック”コメディ映画、
いわゆるドタバタものが好きになった。
なかでも一番若々しく、
しかもそう遠くない時代に撮られた
ジェリー・ルイスとディーン・マーチンのコンビものは
大のお気に入りとなった。
それがどれほどのものかは、このブログにも
3年ほど前に記しているので
そちらをご覧頂ければ・・・
▼2014.10.25「ジェリー・ルイス」
http://taisyokan.exblog.jp/23631988/
余談だが、
1970年に入ると、
やはり僕の好きな<ウディ・アレン>が登場し、
それまでの喜劇映画とはやや異なる手法で
笑いの世界を構築していく。
これはまた、別の話なのでこれ以上は記さないが、
こうした喜劇世界に誘ってくれた
或る意味バイブル(?)的な本があり、
いまでも僕の愛読書のひとつなので
余計なお世話ながらついでにご紹介しておく。
小林信彦著
『世界の喜劇人』(新潮社)。
ほかにも著者は“喜劇”に関して沢山の本を出されているので
興味のある方はぜひ!
(・・・勿論、僕の書棚にはあるけれど~笑)
そして、久しぶりに彼をスクリーンで観たのは
なんと、その手の喜劇映画ではなく
アメリカ映画界の巨匠
マーティン・スコセッシ監督の
『キング・オブ・コメディ(The King ofComedy)』だ。
1983年製作のこの映画で、名
優ロバート・デ・ニーロとの共演を果たしていた。
映画の評価は置いておき、これには驚いたが
スクリーンで観る彼は、当たり前のように
歳そうおうではあったが、
あの当時と変わらぬ風貌にはファンとしては
とにかく嬉しかった。
以降は、再び彼のニュースを耳にすると
なんとなく気になった。
80歳を過ぎ、病気がちになったとは聞いていたが
90歳を迎え、なぜか(根拠もなく)、
彼は100歳を迎えて、
昔のようにあの“変顔”を披露してくれるんじゃないかと。
まあ、いつかは、どんな物語も終わるのだ。
さて、珈琲一杯にどんな価値を見いだすかは
あなた次第ですが、
どうぞ、今日も素敵な一杯を!
――本日のブログ担当は、ドタバタさんでした。
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