朗読会 |
私の友人に
役者を生業とする者がいる。
主に舞台を中心として、20年以上のキャリアがある。
ここ数年は、ドラマやバラエティから
企業の商品CMまで
テレビのなかでよく見る。
しかし、個人的にいえば
彼、“服部靖司”には舞台がよく似あう。
当ブログのリンク先にも、
彼のブログ「俳優のアトリエ」を
アップさせてもらっている。
その彼も、実は当店のマスターとは親しい。
また、偶然にも、
当店よりさらに大正夢通りを「時の鐘」の方へ歩くと
沖縄物産のお店『真南風(まはえ)』さんがあるが、
そのご主人とは親戚であった。
『真南風(まはえ)』さんのことにも触れたいし
個人的にはぜひお勧めしたいお店ではあるが、
それはまた別の機会に。
世のなか、ほんとうに狭い。
または“縁は異なもの”か。
そんな色々なご縁から
当店の姉妹店「紅茶浪漫館シマ乃」で
もう8年も前になるが
彼の初めての朗読会を開いたことがある。
普段は全身を駆使し、
いかに表現していくか、という
役者業を長く続けてきて、
ふと、声だけで、どれほどの表現ができるのか
そんな挑戦をしてみたくなったのだ。
声優という仕事もあるが、
それは本人がそのまま登場することはない。
しかし、朗読は、
本人が身体的な演技をすることなく
長時間、聴衆にさらされる。
そこでの朗読会以来、
彼はそれをライフワークとしている。
この3月1日・土曜日に
久しぶりの朗読会を行う。
今回の開催場所は、都内・高田馬場駅近くにある
喫茶「つかさ」。
余談だが、この喫茶「つかさ」さんは、
かの漫画家・手塚治虫の手塚プロのすぐ下にあり
手塚プロ御用達のお店だったという。
各社からの編集員がたまり場として使い、
手塚治虫自身も、よく店に降りてきては
お気に入りの席に陣取って
珈琲を飲んでいたという。
もちろん、当時を知る店主は健在で
今年は開店して50年目を迎えるとのことだ。
「シマノコーヒー大正館」など、
それに比べればまだまだ若僧で、
歴史を語るには早すぎる。
この場を借りて、宣伝するのも申し訳ないが、
たまには、
そんな朗読会など覗いてみたらどうだろう。
誰にも、幼い頃本を読んでもらい
いろいろと想像をふくらませたことがあったろう。
いま、逆におとなだからこそ
おとなのための“読み聞かせ”を
体験してみたら、違った世界が見えるような気がする。
詳しくは、彼のブログで確認して欲しい。
彼は、次回、再び川越の
今度は「大正館」の空間で朗読会をやりたい
と言っているが、
どうする?店主殿。
▼服部靖司ブログ「俳優のアトリエ」
http://actoratelier.blog.fc2.com/
本日も、ご来店、ありがとうございました。
店主に代わりまして、お礼申し上げます。
明日も寒さは続きそうですが、
当店でゆっくたりとした時間をお過ごしください。