きれいなお姉さんは、好きですか |
某家電メーカーの
美容器具の広告で
「きれいなお姉さんは、好きですか」
というキャッチフレーズは
ご存知の方も多いと思う。
そう聞かれて、否定するひとは居ないだろう。
ましてや男性は、「もちろん!」と即答するはずだ。
もっとも、男性側から見た
「お姉さん」の意味合いは
世代や年齢によって異なると思うが(苦笑)。
ここのところ暇があると
懐かしいテレビドラマをYouTubeで検索しては
遠い昔を振り返る隠遁生活に似た日々を送っている。
それで、また思い出したのだが、
まだ小学生くらいの頃
テレビ画面の向こうに
憧れの「お姉さん」が居たなぁ、と。
“恋ごごろ”などではない。
だから、彼女にしたい、とか
勿論、つきあいたい!というのではない。
ただ、漠然と“いいなぁ~”といったところか。
それも“恋ごころ”だろ、と言われれば
返す言葉はないが。
でも、あきらかに、
あんなお姉さんが居たらなぁ~
という思いの方が強かった。
その女性たちは、けしてドラマの主役ではない。
毎週、毎週、そのドラマを観ていて、
彼女たちが登場すると、
見る側である私の心構えというか
気持ちのもちようが
ちょっと変わってくるのだ。
なにやら、その瞬間だけ
ドラマの内容や
主役の言動とは別のところに
もっていかれてしまうような・・・。
思い返せば他愛のないことだ。
いまじゃ、そんな純真な気持ちなど微塵もない。
だから、ほんとうに、
少年時代のある一時期のことなのだ。
その遠い記憶に居る
憧れのお姉さんのひとりは
漫画の実写版『柔道一直線』に登場していた
「吉沢京子」さん。
あくまでも個人的な趣味の問題で
万人に通じる話題でないのはわかっているが
しばしの間、お付き合い願いたい。
歳はそれほど離れてはいないはずなので、
身近な存在としての
「お姉さん」という雰囲気が十分にあったのだ。
その後、身近ではないものの
近所に居て
少年の私を可愛がってくれそうな
こちらは歳も離れた
「お姉さん」として憧れたのが
あの名作『ウルトラセブン』に
アンヌ隊員として登場していた
「ひし美ゆり子」さんだ。
彼女は、子供ながら
ほんのりとおとなの色気も感じていたのだろう。
その後、十代の終わり頃には
彼女の出演する日活系の映画などもよく観た。
そのときはさすがに
「お姉さん」からやや離れて
年上の「恋人」くらいには映っていたはずだ。
いずれにしても、
「きれいなお姉さんは、好き」である。
本日も、ご来店、ありがとうございました。
店主に代わりまして、お礼申し上げます。
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