VHSテープを巻き戻せ! |
この話題も、
今更!?って言われると思うけど
先月から都内の、いわゆる単館映画館で公開中の
『VHSテープを巻き戻せ!』
という映画のことが気になった。
それこそ、“いまさら”の
「VHS」テープをテーマにした
ドキュメント映画だという。
詳しくは、例によって個々で
当たってもらえればいいと思うのだけど、
既に観た方の話しでは
とても面白いし、映画とVHSとの関係など
結構、奥深さも感じるとかで
評判らしいのだ。
考えてみたら、VHSという、
映像を録画・再生できる、しかも個人で
家庭で楽しめるメディアが
一般的に普及したのは
確かに画期的で、大きなことだったように思う。
しかも、思い返せば
その歴史は新しい。
登場は1970年代だが、
庶民の手が届くようになるには、
さらに十年ほど経過した
1980年代から一気にパーソナルなものになり
1990年代には身近な存在になった。
でも、VHSも、ほかのメディア同様
あっという間に
DVDやBlu-Ray Discへと代わり、
気がつけば、
VHSというメディアは、
今や過去のものになった。
これって、例えば、
オープンリールの録音メディアから
カセットテープへ
さらにMD、そしてICレコーダーに移るのと同じだ。
もちろん、
レコードからCDへ・・・
そして今では・・・もう言うまい。
そう、20世紀後半から、この半世紀は
全てのメディアが、あっという間に生まれては
消えていく運命にあるのだ。
しかし、今でも、敢えて
「レコード」というメディアに拘る
音楽マニアがいるけど
VHSに拘るマニアがいてもおかしくはない。
実は、僕自身、映画や音楽のVHSテープの
大半を処分したのだけど、
DVDとして発売しそうにない映画や音楽は
どうしても捨てられず、大事に保管しているのだ。
それも、
VHSを録画・再生するデッキもないのに、だ(苦笑)。
話しがだいぶ逸れたが、
失っていくモノは、失ってから
また別の輝きを放ち、
あるひとたちを魅了するものだ。
本日も、ご来店ありがとうございました。
マスターに代わり、お礼申し上げます。
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