Stand-Up Comedy |
先日、
「スラップスティックコメディー(slapstick comedy)」
の話をしたので、
別に誰かにリクエストされたワケじゃないけど
その流れで(勝手ながら)、
「スタンダップ・コメディ(Stand-Up Comedy)」
の話を少し。
「スタンダップ・コメディ」って聞いても
はてな?というひとが多いのでしょうかねぇ。
簡単に説明すると、
アメリカのお笑い芸で、
日本で言えば“漫談”でしょうか、
つまり、「西洋漫談」といったところです。
一人でステージに立ち、
観客に向けてまくし立てるのが基本的なスタイル。
内容は、下ネタ、政治批判、人種差別的ジョークなど
際どいものを題材に笑わすことが多いようです。
でも、この「スタンダップ・コメディ」出身の
喜劇役者さんは多いんですよ。
いまでいえば、
ウディ・アレンをはじめ、先日亡くなった
ロビン・ウィリアムス、ジム・キャリー、
スティーブ・マーチン、
ジェイミー・フォックス、
エディ・マフィと、錚々たる役者達です。
いまでは、喜劇ばかりか、
かなりシリアスな役もこなしているので
こんなひとたちが?と驚くかもしれません。
ちょっと違うかもしれませんが
しゃべり倒すということで言えば
僕の好きなグルーチョ・マルクスなどの芸も
「スタンダップ・コメディ」のひとつでしょう。
それで思い出したのが、
その生きざまが書籍になり
映画にもなった、
レニー・ブルースです。
攻撃的なトークで人気のあった
スタンダップ・コメディアンです。
あまりにもジャンキーな生涯だったことで
いまでも、知るひとぞ知る、
この業界では有名人のひとりでしょう。
1974年に
ボブ・フォッシー監督が
ダスティン・フォフマンを主演に
『レニー・ブルース(Lenny)』と題して
映画化されています。
僕はその著書も読み、映画も観ています。
でも、これは、彼の伝記本であり、伝記映画ですから
好き嫌いは別れるところでしょう。
ならば・・・
「スタンダップ・コメディ」とは?
ということで、それを知るのには一番わかりやすく、
馴染みやすいかもしれないので
ぜひお薦めしたい1本が、
1988年、デヴィッド・セルツァー監督・脚本、
サリー・フィールド、トム・ハンクスが出演した
『パンチライン(Punchline)』。
ちなみに、この「パンチライン」とは
いってみれば漫談や漫才の“オチ”ですね。
このブログの“オチ”にいつも悩むのですが、
どうにもあやふやで、笑いをとるどころか
顰蹙(ひんしゅく)を買うばかり・・・
ということで、
では、「おあとがよろしいようで」(失礼)。
本日も、ご来店ありがとうございました。
マスターに代わり、お礼申し上げます。
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