台風のち「ウクレレ」 |
今年も台風が多くの被害を及ぼしながら
日本列島を通過した。
折しも、日本国内は
あのこと、このことで
台風並みの、否、それ以上の、
「(ある意味)人災」に悩まされているという
このタイミングに・・・。
台風一過のあとは
暑い夏の日差しが待っている。
7月も後半に入り、
本格的な夏が来る。
いつも、こんな時期に
僕は妙に「ウクレレ」が恋しくなる。
あの手軽さや、夏のような音色が
理由なく好きなのだ。
でも、
“夏=ハワイアン・ミュージック=ウクレレ?”
だよなぁ、なんていう単純な図式ではない。
むしろ、ハワイアンなら、
スチール・ギターの方が好きだし、
ウクレレが弾きこなせるジャンルは
予想以上に広いのだ。
まあ、そんなつまらないことはさて置き、
「ウクレレ」だけれど
まともに弾き始めたのは
高校生になってからで、
中学の頃はギターばかりだった。
でも、それを握って(手にして)遊んだのは
3~4歳の頃だったと思う。
当時、叔父がギターと共にウクレレも弾き
幼かった僕にちょうど見合ったサイズ(?)の
ウクレレをおもちゃ代わりに預けたのだ。
もちろん、弾けるワケもなく
ジャラジャラ勝手に弦をはじいたり、
ボディをべこべこになるまで叩いたりして
ほんとうに遊び道具のひとつだった。
それが、高校生の、やはり
こんな台風が去ったばかりの夏だった。
ギターを弾く気分にもなれず、
かといって、ただ好きな音楽を
オーディオから聴くだけではつまらなくて
あれこれ周囲を見回したら、
たまたま、叔父から譲り受けていた
(といっても、幼かった頃の物ではないけれど)
ウクレレを弾いてみようかな、と思い立ち、
それまでいい加減に弾いていたけれど、
簡単な教則本を買いこんで弾きはじめた。
その大きさや重さがなんとも
当時の自分にはフィットしたのだろう。
手軽な楽器でありながら
その音色や弾き方の深さ(面白さ)に魅了された。
そんなこともあって、
あの夏以来、この時期、
特に台風が去ったあとの
夏の気配が近づくいま頃になると
妙に、ウクレレが弾きたくなるのだ。
これなら、「大正館」に持ち込むのも簡単だから
閉店した後に、店主と一緒に
懐かしい歌でも演ろうか~笑。
いっそ、
ウクレレ中心のバンドでも組むという手もある!
でも・・・
音楽好きで、自らも楽器をいたずらする
当店主のこと、
閉店後に力を注ぐあまり、
本業に身が入らなくなってしまっても困るしなぁ・・・。
本日も、ご来店、ありがとうございました。
店主に代わりまして、お礼申し上げます。
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