はいからさんが通る |
今更ながらで、かえって恥ずかしいくらいだが、
しばしお付き合い願いたい。
この正月休みに読破した本のなかに、
なんと、大和和紀著
『はいからさんが通る』(文庫版全4巻)がある。
Wikipediaによれば、
少女向け漫画雑誌「週刊少女フレンド」に
1975年7号~1977年10号まで掲載されていたものとか。
自分の年齢でいえば、ちょうど高校生の頃だ。
存在は知ってはいたが、まったくと言っていいほど
興味がなかった。
従って、漫画からテレビアニメ、
さらに映画化されたとあるが、
すべて未見だ。
その物語は、(これもWikiから引用すれば)
大正時代を主舞台とし、
設定年代当時の様々な民間風俗や
漫画連載当時のサブカルチャーを由来とした
ギャグなどを取り混ぜながら、
大正デモクラシー~シベリア出兵~関東大震災を
駆け抜けて結ばれる一組の男女と
それをとりまく人々の恋
愛模様を描くラブコメ作品。
これ以上でも、以下でもない。
まさにその通り。
ただ、正直、面白かった。
随所に当時の事件(出来事)が盛り込まれ、
改めて、
そういう時代だったのだ、と認識できた。
以前ここで紹介した
神楽坂淳原作・伊藤伸平作画の
『大正野球娘。』(コミック全5巻)も
実は年末に古本屋で購入し、
すでに読破したのですが(笑)、
どちらも“大正”という時代背景が
物語になんらかの影響を与えていて
面白かった。
しかし、なぜ、こうもあの時代は、
わずか15年足らずの期間でしかないのに
どこか魅力的に見えるのだろう。
まあ、ここ「大正館」も
たかが“珈琲”店でありながら、
どこか魅力があるのに似ている・・・
もっとも、当店の方は今年で20年、
大正時代より長くなってしまったが(笑)。
本日も、ご来店、ありがとうございました。
店主に代わりまして、お礼申し上げます。
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