珈琲映画 |
この春、久しぶりに
また珈琲にまつわる映画が
上映される。
『コーヒーをめぐる冒険』
一杯の珈琲から始まる物語らしい。
しかし、珈琲で映画1本ができてしまうのだから
恐るべし「珈琲」の威力、ということか。
私は観ていないが、
こんなストレートな珈琲映画もあるよ
と知人に教えられた。
製作・上映されたのは、
もう7、8年前らしいが。
『おいしいコーヒーの真実』
こんな妄想をしてみた。
冒頭のシーンから
エンドロールが流れるまで
すべての登場人物が
ただひたすら珈琲を飲み続ける、
というような映画を作ってみたら、と。
あらゆる国の珈琲豆を揃え、
それを思う存分使って珈琲を淹れる。
さまざまなシチュエーションで
とにかく、次から次へと珈琲が飲まれていく。
会話があっても、なくても
それらに意味など持たせず、
延々と珈琲が口に運ばれる。
しかも、それを見ている側に
「もう珈琲は結構!」と思わせず、
むしろ、見れば見るほど
珈琲をがぶ飲みしたくなるような映画。
そんな映画は、どうだろう?
いっそ、「大正館」にカメラを備え付けて
一日中店内を撮影し
それを90分ほどに編集してみたら、
妄想したものに近い映画になるかも・・・。
ああ、わかってる、
どうせ、店主はぼそりと言うンだろ、
「それ、誰も観ないぜ」と。
しかし、珈琲と映画について
あれこれ妄想をはじめると
もう、止まらない。
世界中にも、きっと、そんな映画人が多いから
こうして飽きることなく
珈琲映画が生まれてくるのかもしれない。
本日も、ご来店、ありがとうございました。
店主に代わりまして、お礼申し上げます。
明日も多くのお客様に
ただただ、ひたすら、飲んでいただきたい。